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通常弱視と言われる病気は、目の治療をしている様に見えますが、正確には脳の発達障害になります。網膜に鮮明な像が結像しない事で、脳の中の「見る」機能が成長せず視力が出ないものを弱視と呼びます。
この脳内の神経細胞のネットワークが構築される臨界期が8歳終わり頃までと言われており、逆に8歳終わりの時点で視力0.8の子どもは、その後いかなる治療を行ったとしても、一生涯0.8以上の視力が出ることはありません。早期発見&早期治療が大切なのはこのためです。
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小児の斜視治療用プリズム眼鏡の一例
斜視矯正用プリズム眼鏡 左右20プリズムずつ、両眼で40プリズム入っています。40プリズムと言われても分かりにくいと思いますが、大手レンズメーカーに特注でオーダーして作成可能なのが片眼5プリズムまでです。
ここまで来ると機械加工できないので手加工で削ってゆきます。この加工ができる職人は、全国でも数少ないと思われます。
左右同度数のレンズが入っています。ディスカウント店やチェーン店で作成すると向かって左のような厚みになる事があります。 厚さ、重さでメガネがずり下がり、正しい治療に繋がらない事もしばしばみられます。
これらの眼鏡は、通常の度数であれば眼鏡販売店で何の問題もありませんが、強度遠視、強度近視、強度乱視と呼ばれる強度数のものや、左右の屈折度数の異なる不同視などは作成に高い技術が必要となり、当店を紹介されて、来店いただくことが多いです。